ステアリングダンパーの取り外し
ステアリングダンパーは必要?
R-nineTにはステアリングダンパーが標準装備されています。
今回はこのステアリングダンパーを取り外します。
と、その前に、そもそもステアリングダンパーの良し悪しを簡単に。
ステアリングダンパーのメリット
ステアリングダンパーを取り付けることによる効果は「ステアリングの振動や不安定な運動を減衰させる」こと。つまりステアリングを安定させることです。具体的には、
・走行時の操作性が安定する
・コーナリング中のハンドルのブレを抑える
といったところでしょうか。
ステアリングダンパーのデメリット
ステアリングを安定させる効果がある一方で、こんなデメリットがあります。
・低速時の小回りがしにくくなる
・取り回しが重くなる
ステアリングの運動に介入する訳ですから、安定性がUPすることと引き換えに、ハンドルが切れにくくなります。
結局、つけた方がいいの?いらないの?
ステアリングダンパーが必要か不要かはバイクの用途とライダーが何を求めるかによります。サーキット走行や高速道路を多用するようであればあった方がいいと思いますが、街乗りやツーリングレベルであれば、取り回しやUターンがしやすい方が実用性は高い、と、個人的には思います。
見た目重視で付けるのも自由です。ただ、デメリットを理解したうえで付けないと意味がないどころか邪魔ものになりますので注意が必要です。
ステアリングダンパーを外してみる
前置きが長くなりましたが、ステアリングダンパーを取り外していきます。
R-nineTのステアリングダンパーは3本のボルトで固定されています。これを外します。
ボルトを外すと簡単に取り外すことが出来ます。
取り外した後に運転してみましたが、ハンドルがスッと切れてUターンがしやすくなったように感じます。ハンドルの切れ角も増した気がします。パイロンスラロームのような動きもしやすくなったような。
取り外し後も、ツーリング先でのコーナリングや高速道路走行でもハンドルのブレはなく問題なし。というよりも取り外し前後の違いを感じませんでした。サーキットの次元でないとそもそもブレは起きないでしょうね。
ということでステアリングダンパーはなしで乗っていこうと思います。
作業時間:約5分